高速道路料金大幅値上げ!?高速道路はETCカードでないと損をする!?

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2016年から高速道路の料金が値上げ?

国土交通省は平成28年度にもETCカード(ETCクレジットカード)の非搭載車の高速道路料金を試験的に首都圏で値上げする検討に入っている。
そのためETCカードを持っていなければ、高速道路料金で大損をする?という事でニュースにもなっている。

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争
引用:産経ニュース

1.高速道路料金値上げの時期について

平成28年度(2016年)にも通行料金を値上げする方向で検討を進めていることが5月1日に発表された。
国土交通省は平成27年度(2015年)の夏頃に料金の引き上げ幅や対象となる区間などの具体案をまとめ、平成28年度(2016年)の春頃からの高速道路料金の値上げの実施を目指す方針としている。
さらに、混雑状況に応じた料金体系を導入するため、将来的にはETC搭載の義務付けも慎重に検討していく考え。

2.高速道路料金を値上げする背景

ETC非搭載車はETC搭載車と比べ、下記の不利益がある

料金徴収の人件費分のコストが5倍にとなっている

(高速道路を利用する車の9割がETCを搭載しているものの、残り1割の非ETC車のために人件費や現金を扱う機器などの維持管理費が掛かっている)

3000億円以上のコスト削減効果

国土交通省は高速道路を通行する全自動車がETCを搭載した場合、現金専用レーンの建設費や人件費などのコストを3千億円前後削減できるとの試算がある事を算出した。
その内訳は建設費と人件費に分かれる。

建設費

今建設費は東日本、中日本、西日本、本州四国連絡、首都、阪神の6つの高速道路について行った。
現在6高速の料金所にはレーンが計6937本あり、内4割近くが現金車専用レーンがなくなった際、現金を扱う機器の設置費などがなくなり、レーンの建設費は4320億円から4割減の2750億円にまで下がることが判明した。

人件費

現金車に対応するための人件費は昨年度、計786億円に上った。現金車がなくなればこの人件費も削減される見込みとなる。

以上、2つを合わせて約3000億円のコスト削減を見込めるとしている。

ETC非搭載車による渋滞

ETC非搭載車はノンストップで料金所を通過する事が出来ない故に、料金所付近での渋滞起こる原因となっている。

高速道路の渋滞ワーストランキングをとりまとめました(平成26年速報)

○対象の道路: 以下の高速道路会社が管理する高速自動車国道および一般有料道路
東日本高速道路株式会社 中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社 本州四国連絡高速道路株式会社
○対象の期間: 平成26年1~12月(速報)
○集計の項目: IC区間別・渋滞ワーストランキング IC区間別・渋滞の時間的偏りワーストランキング

  • 渋滞ワースト1位:東名高速(上り)横浜町田IC~海老名JCT
  • 朝ピークの渋滞ワースト1位:中央道(上り)調布IC~稲城IC
  • 夕ピークの渋滞ワースト1位:関越道(上り)練馬IC~大泉JCT
  • 渋滞の時間的偏り
    - 休日への偏りワースト1位:東京湾アクアライン連絡道(上り)木更津金田IC~袖ケ浦IC
    - GWへの偏りワースト1位:神戸淡路鳴門道 垂水JCT~淡路IC
  • *国土交通省発表資料より参照

    高速道路料金を現金で支払っている車両はすでに、ETC搭載車と比べて割高な料金が設定されている。

    首都高速道路のケース

    ETC車 =距離に応じて510~930円(普通車、基本料金)
    非ETC車 =初乗りで上限額の930円

    こうした現状から、国交省が今年1月にまとめた高速道路利用に関する基本方針で
    「ETCを利用していない車両の利用負担に関しての措置を検討すべき」
    としたのである。

    3.派生する問題

    ETCカードを利用するのに必要となる初期費用

    ETCカードを使用するためには下記の設備費用が最低限必要となる。
    ETC車載器:6000円~
    ETCセットアップ料金:3000円~
    現状50%ほどの普及率のETCだが、これが大幅に普及すると車の乗り換えでも再セットアップが必要となってくるので、その売上だけでもかなりの金額となる。
    それが上記にあるような「押し売り」という印象を残しているのかもしれない。

    ETCカードが作れない

    ETCカードはクレジットカードと連動しているため、クレジットカードを「利用できない・作れない」方々は、そもそもETCカードが作れない。
    そのため自動的に料金負担が過大となる対象と考えられる。

    それらに対してETC2.0は、解決方法もあるかどうかが一つの焦点とも言える。

    4.打開策案としてできる事

    ETCコーポレートカード

    ETCクレジットカードを作れない方々は、すぐに利用できるカードとして一番最適なのは「ETCコーポレートカード」の使用だ。
    ETCコーポレートカードはNEXCOが発行をしており、クレジットカードが利用できない方でもETCコーポレートカード利用が可能となる。

    また高速道路の割引率もETCクレジットカードに比べるとはるかに高い。
    ETCカードが最大9.1%割引に対して、ETCコーポレートカードはNEXCO管轄の高速道路が最大40%の割引、首都高・阪神高速が最大の20%割引となっている。

    いずれにしても今後高速道路料金の値上げがある際、ETCカードを持っていない方々は何かの施策を打たなければ、そのまま負担が多い被さる形になるだろう。

    ETC2.0

    現在、国土交通省はETC2.0の本格普及に向けた具体策も打ち出そうとしている。
    ETC2.0とは平成23年に運用を始めた次世代ETCのシステムで、下記の利点がある。

    • 従来より広域の情報を得ることができる
    • カーナビに接続すれば渋滞回避や安全運転を支援する機能も持つ

    現状ETCカードを利用できない方々へのアクションプランが無い点が不安要素を残してはいる。

    まとめ

    ネット上ではすでに「利権が拡大するだけだ」「利用者置き去りの議論だ」との異論が噴出し始めており、この議論は今後の方針にも影響を与えそうだ。一方で高速道路の利用者すべてがETCカードによる自動精算になれば、確かに渋滞緩和になるだろうし、環境への負荷の少なくなると思われる。
    カードを持てない方々や、その他の問題にどういう対処法を用いていくかも今後の課題だと思われる。

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