営業利益約15倍の差!!イオンとセブン&アイHDの営業利益率の差の理由

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大型モールの終焉?それぞれの収益モデルを探る

引用:イオンとセブン&アイHDを分析する「脱デフレ戦略」で明暗、差が広がる小売2強(東洋経済ONLINE)

このニュースにあるように大手2強と言われるモール事業自体は軒並み赤字となっている。
その理由としてはインターネットの台頭が挙げられるだろう。

戦後商店街を中心に商業が発展した所に、大型のショッピングモールがその商圏を奪っていった。

大型ショッピングモールの圧倒的な集客力

大型のショッピングモールは商店街で回るという不便さを解消し、「そこに行けば何でも揃う」「価格が安い」「キレイ」という事が売りだった。

しかしながら、近隣に多数の大型ショッピングモールが建設される事でカニバリーゼーションを起こし、足の引っ張り合いを起こし始めた。

大型ショッピングモールのバイヤーはその集客力を活かし業者から低価格で商品を仕入れるが、ショッピングモールならではのセール販売が後押しをし、薄利多売の商売で継続型のモデルとはならなかった。

なぜ「イオンとセブン&アイHDの営業利益は15倍の差になったか?」

本題に戻ると、なぜ「イオンとセブン&アイHDの営業利益が15倍の差になったか?」という点である。

その成功の秘訣は大型ショッピングモールの購買力を活かしつつ、コンビニのような業態にて定価で販売する事で収益性を堅実にしていった事だろうと思う。

セブン&アイHDの高い収益率の背景

セブン&アイHDの収益率の高さの背景には主力のセブンイレブンの収益性コンビニエンスストア事業です。全体の営業収益のうち45.2%、営業利益のうち80.6%を占めています。また、売上高営業利益率(セグメント利益÷セグメント別の営業収益)が10.1%ありますから、非常に収益力の高い事業だと言えます。

一方、コンビニ事業に次いで規模が大きいのはスーパー事業ですが、これは2兆0037億円の営業収益に対して193億円の利益しか出ていません。利益率は1.0%を切っています。
はっきり言って、かなり厳しい状態です。
イオンに限らず、スーパーマーケットという業態自体が、非常に苦戦し続けているのです。

これは1例だが、大型ショッピングモールやディスカウントストアより、コンビニや自動販売機の方がはるかに利益率が良い。但し拠点が多い分、その物流とスケールメリットを活かせるノウハウが必要となる。

セブンイレブンの店舗戦略は物流から考えるコンビニエンストアの展開を目論んでいるだけに、利益率も顕著に成り立っている。

ドミナント方式(高密度多店舗出店)

コンビニエンスストアをフランチャイズチェーンで展開するにあたり、創業時より効率性・安定性から高密度多店舗出店を基本戦略として、出店を続けています。 それは、店舗ごとに商圏を隣接させながら店舗網を広げ、そこから知名度をアップし、鮮度のよい商品供給を行うというやり方です。
私たちはこの高密度多店舗出店について、次のような効果をもたらすと考えています。
セブンイレブンHPより引用

そのためその見通しが立たない立地には展開していない。(現に青森、鳥取、沖縄にはない)

一方でイオングループは最近になり「まいばすけっと」などの小型の店舗を展開はしているものの、イオンと同じようなモデルとなっており、収益も出るとはなっていないのが現状だ。

広すぎて不便となりつつある大型ショッピングモール

広くなりすぎたショッピングモール

近年のモールは軒並み大型になってきている。しかし近隣の方々に聞くと意外とモールには買い物に出ないという事を聞く。
その理由は「広すぎる」が故に目的の商品を購入するのに歩かないといけないので疲れるし、不便である。
という声が一部上がっている。

商店街などであれば、目的の購入地が拡散していても移動手段として自転車などが利用できる。
その反面大型ショッピングモールでは歩きのみというのが現状で、大型が故にそれが普段使い出来ないユーザーを誘発するハードルとなっている一面がある。

大型ショッピングモールの終焉のその後

このまま行くと大型ショッピングモールの未来は暗いように見える。
しかしその購買力を活用したコンビニモデルや、顧客の細分化したニーズに合わせた物流は様々なサービスを併合させることで脱却は可能だと思う。

但し、現状もモデルにしがみつき、取引先を叩いてばかりいるような形だと、競業をして新規のビジネスモデルは組んでいけないと考えられる。

ネット社会が構築され、生産者、製造元、物流会社と距離が近くなった今だから大型の箱を持つ企業は一つの岐路にあるといえるだろう。

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